造影CT検査

・単純CT検査で見ることができるものは意外に多くない

脳出血、副鼻腔領域、骨折、肺炎、肺病変のフォローアップなど

・病変の全身検索はやはり造影検査で、感染症、腸管虚血、血栓症、腫瘍性病変など単純CT検査に比べると得られる情報量が多い

・造影CT検査を施行できないケース

→造影剤ショック、重篤な造影剤アレルギー(呼吸苦を呈するもの)の既往や、腎症G5:eGFR<15の場合。

・eGFR<60のケースでは造影剤腎症のリスク因子となるため、十分な補液などの予防策を取る:生食500mL+メイロン1A20mLなど

・メトホルミン投与中の場合はeGFR<30では禁忌、eGFR:30~59では前後48時間の休薬が必要となる。

※造影MRI:eGFR<30がNSFのリスクのため禁忌、透析も禁忌になることに注意