微量輸液

ドパミン(1〜10γ程度)

少量(1-3γ)はD受容体へ(利尿効果)
中等量(3-8γ)はβ受容体へ
それ以上ではα受容体へ優位に作用
中等〜高容量では心収縮UP、脈拍UP、血管収縮UPで昇圧作用
大抵3-5γくらいで使っていた
ex)
1Aで100mg/5ml、これを生食でtotal 33mlになるよう希釈すると100mg/33ml≒およそ3mg/ml
60kgの人で、1γ=3.6*(1/3)=1.2ml/hに
ここの掛け算は基本的に濃い薬剤ほど少量でOK、薄い薬剤ほどたくさん使う必要あるので3mg/mlでは1mg/mlに比べて1/3の量で済むと考えると自然に感じる
ドパミンに比べるとごく少量で効く
α作用(血管収縮)が強いのでショックの第一選択になるらしい そんな事態に遭遇しないのがベストではあるが
ex)
1Aは1mg/ml
よく使われるのが「3A50ml」
3A:3mg/3mlを生食でトータル50mlに、濃度は0.06mg/mlになる
60kgの人で1γ=3.6*(1/0.06)=60ml/h
0.05γ=3ml/hとキリが良い
10A50mlであれば、
60kgで1γ=3.6*(1/0.2)=18ml/h
0.05γ=0.9ml/h
 
オピオイドでμ受容体に作用
副作用に呼吸抑制と嘔気があるため注意、薬剤指示入れる時は呼吸数チェックも忘れずに書く
1A:0.1mg/2ml
2A:0.2mg/4mlをトータル50mlにして毎時2ml/hから開始する(1日量0.1mg)
疼痛強い時は1h分の量を早送り(レスキュー)とする 繰り返し起こる場合はベースアップを検討
※意識レベルと呼吸数(10回切らないようにする)は定期的に確認させる