造影CT検査

・単純CT検査で見ることができるものは意外に多くない →脳出血、副鼻腔領域、骨折、肺炎、肺病変のフォローアップなど ・病変の全身検索はやはり造影検査で、感染症、腸管虚血、血栓症、腫瘍性病変など単純CT検査に比べると得られる情報量が多い ・造影CT検…

めまいの鑑別とEpley法

・病歴聴取が重要で、「発症形式」、「増悪因子」、「持続時間」から3タイプに分類する。 ①急性前庭症候群:急性発症、数日以上持続する、嘔吐、ふらつき、眼振あり→前庭神経炎、椎骨動脈領域の虚血など ②自発性発作性前庭症候群:誘因なく発生、発作性で数…

腎性貧血

・貧血に加えて腎機能障害(eGFR<60)がある場合に疑う ・治療は赤血球造血刺激因子製剤(ESA:ダルベポエチンなど)を使用する。鉄欠乏性貧血がある場合は先に鉄の補充治療を行う ・鉄欠乏の有無はMCVとFe、TIBC及びフェリチンから評価する。 ・トランスフェリ…

中心静脈カテーテル

手順 ①事前にエコーで穿刺部の血管を確認する。 ②清潔下で器材準備、穿刺時に血管に触れる器材(穿刺針、ガイドワイヤー、CVカテーテルなど)にはすべてヘパリン加生理食塩水を通しておく。局所麻酔薬(1%プロカイン塩酸など)穿刺時にエコーが必要であれば…

血液ガス分析

動脈血ガス(ABG) ・PaO2 80Torr以上で正常、室内気なら60Torr以下で呼吸不全 ・PaCO2 35-45Torrで正常、呼吸不全ではCO2非貯留(PaCO2 45Torr未満)の場合は1型呼吸不全、CO2貯留は2型呼吸不全と分類できる。 ・PaO2とSPO2の覚えるべき対応する数値:(90~100T…

急性咽頭炎

急性咽頭炎の原因としてウイルス性が多く、ウイルス性の場合対症療法のみで可 Centor ScoreでA群β型溶連菌の可能性が高いかを評価 ①BT38↑、②咳嗽(-)、③頸部リンパ節腫脹・圧痛、④扁桃腫大、滲出物(+)、⑤15歳未満 各1点で2点以上で咽頭ぬぐい迅速抗原検査を行…

微量輸液

・ドパミン(1〜10γ程度) 少量(1-3γ)はD受容体へ(利尿効果) 中等量(3-8γ)はβ受容体へ それ以上ではα受容体へ優位に作用 中等〜高容量では心収縮UP、脈拍UP、血管収縮UPで昇圧作用 大抵3-5γくらいで使っていた ex) 1Aで100mg/5ml、これを生食でtotal 33mlにな…